バイオダイナミクスオステオパシーは、『透明な手』と呼ばれる独特な手で、自然に呼応しながら起きる、身体の正常へ向かう絶え間ない動きに深く耳を傾け、自ら行おうとしている治療・回復のプロセスをサポートしていく徒手療法です。
胎児の発生と成長のメカニズムを治療に応用したもので、自然とシンクロする中で、身体が全体の相互関係の中で行おうとしている治癒の力を引き出します。
アメリカの医師Dr.スティルが、1)身体全体をひとつのユニットとして考える 2)身体の機能と構造は一体のものである 3)身体は自らを防御し修復しようとする能力(自然治癒力)を備えているといったホリスティックな自然哲学と正確な解剖と生理学に基づいて築けあげたオステオパシーという自然療法に基盤をもつバイオダイナミクスは、そのタッチや施術者の存在のあり方のやわらかさと対照的に、非常に正確な身体の変化、具体的な治癒のプロセスを提供するところに大きな特徴があります。
IOAJ http://ioajp.org/
バイオダイナミクスオステオパシーの施術は、寝ていただいた状態のまま、ほとんど触れられているのに気づかないほど、繊細なタッチで進められていきます。
治療を受ける方とのつながり、安心の場づくりから始めるので、仰向けに限らずストレスのない体勢を選んでいただけます。
施術・身体の傾聴が始まると、そのうちに場が変わっていきます。シーンといつもとは違う静けさがやってきます。
そうすると、忙しかった頭が休息をはじめ、身体は鎧を脱いでいくように楽になっていきます。楽になるだけでなく、身体は自己調整をはじめ、自ら整えていきます。
施術では、深い眠りにつく方がほとんどですが、身体が必ず変化するのが特徴です。
最後に頭蓋領域の神経系統のバランスをみて終わります。(最終的なリバランスを行うことで、安全とスムーズな治療への移行を確認します。)
身体の内部の自己治療に時間を要する場合、数日後の成果が現れるということはよくあります。バイオダイナミクスでは基本的に術後3日間の経過観察をお願いしています。
バイオダイナミクスオステオパシーは身体自身が全体の中で行う治療を促進する治療法なので、身体を構成するあらゆる組織(免疫系、神経系、内分泌系、筋骨格系、内臓、血管系など)感情、メンタルと領域に制限はありませんが、atelier flowでは特に心因性・またストレスに起因する症状と産前産後のケア、お子様の治療に効果を上げています。特に心身症については心理領域の専門家と継続的に調査研究を継続しています。
アレキシソミア研究会 http://body-thinking.com/alexisomia/introduction/
原因がわからない、また検査で異常が認められない身体の不調、痛み(頭痛、難聴、耳鳴り、不眠、冷え、しびれ、だるさ、気分の落ち込みなど)。パニック障害、依存症(摂食障害を含む)、うつ症状等
妊娠を望むご夫婦の体質改善 、逆子の体位調整が必要な方 切迫早産、妊活・妊娠・産後の気分の落ち込みの改善が必要な方(マタニティブルー)帝王切開、鉗子・吸引分娩、長時間分娩の後の早期回を望まれる方
お子様の成長における問題(おねしょ、疳の虫、舌癒着症、自閉、落ち着きのなさ、多動、チック、癇癪、喘息などのアレルギー症状、不登校などの行動上の問題など)、家族の問題など
※逆子は98%の成功率です。
産前産後のトータルケアでは、妊娠しやすい身体づくり、自然で柔軟なお産のサポート、難しい出産(帝王切開、鉗子分娩、吸引分娩など)後の母体の迅速な回復のために、筋骨格調整、メンタルケア、運動指導などの特別プログラムを行っています。
バイオダイナミクスは、ただ触れているだけのように見えますが、骨内の動きを観察して治癒を早めるファイヤーインザボーンといった独特な手法や、内臓機能を高めるマニュピレーションも必要に応じて行っています。ただそのプライアリティは施術を受ける方のシステムに従うもので、全体の治癒の力を引き出すことが最優先になります。結果治癒は早まります。